サラリーマンが「リスクなし」で働きながら起業するノウハウ10選!

サラリーマンとして安定した生活を続けながら、リスクを最小限に抑えて起業する方法について、本記事では徹底解説します。筆者は、大手ITメーカーで7年間サラリーマンとして働きながら、実際に起業した経験があります。その経験を踏まえ、サラリーマンをしながら起業するメリット・デメリットや、「リスクなし」で起業するための具体的なノウハウ10選、リスクが低く実現性が高いビジネスアイデアなどを詳しく紹介していきます。

ゆう(起業家)

僕自身、毎日18時まで本業のサラリーマンをしながら、定時後はコツコツ起業の準備をしていたよ。確かに大変ではあったけど、やってよかったと心から思っているし、それを本記事では伝えられたらいいなと思います!

目次

経験者が語る!サラリーマンが起業するメリット・デメリットとは?

サラリーマンとしての安定を保ちながら起業することには多くのメリットがありますが、それに伴うデメリットも十分に考慮する必要があります。本章では、メリット・デメリットをそれぞれ解説していきます。

サラリーマンが起業するメリット6選!

メリット1.安定した収入を得ながら起業準備が進められる

サラリーマンとしての収入があるため、起業初期の収益が不安定な時期でも生活費を確保することができます。これにより、起業に伴う経済的なリスクを軽減することが可能です。

ゆう(起業家)

なんといってもこのメリットは非常に大きい!起業に必要なお金はサラリーマンで得た収益で補えるのは魅力だね。僕の場合は、サラリーマンで得たお金を、WEB開発の外注費に充てていたよ。

メリット2.リスク分散で破綻を避ける!

起業がうまくいかなくても、サラリーマンとしての仕事があるため、完全な経済的破綻を避けることができます。このリスク分散の効果により、安心してビジネスに挑戦できます。

ゆう(起業家)

起業は必ずしも成功するわけではないから、起業の成功確率が高められるまで(もしくは自信が持てるようになるまで)サラリーマンとしての収入に頼れるのは安心だね。

メリット3.サラリーマンの経験とスキルを最大限活かす!

現職での経験やスキルを新たなビジネスに活かすことができます。例えば、業界の知識や業務の効率化に関するノウハウを起業に反映させることで、ビジネスの成功確率を高めることができます。

ゆう(起業家)

サラリーマン起業の最大の強みといっても良いポイントがコレ!例えば、僕はニッチな業界で7年間サラリーマンとして働いていたんだけど、そのおかげで他の人が持っていない専門的な知識を身につけることができた。この知識は現在の起業に大いに役立っていると感じるよ。

メリット4.これまで培ってきた人脈を活かす!

サラリーマンとしての人脈を新たなビジネスに活用できるため、ビジネスの拡大や協力関係の構築がスムーズになります。これにより、新しい取引先や協力者を得やすくなります。

ゆう(起業家)

サラリーマンとして仕事を一生懸命に取り組んでいれば、必ず周りには「この人に協力したい」という人が出てくるよ。また僕の話になるけど、僕は会社を2人で立ち上げたんだけど、僕以外の1人に関してはサラリーマン時代に出会ったパートナー企業の人なんだ。

メリット5.起業に必要な資金はサラリーマンの収入で賄える!

起業に必要な資金をサラリーマンの収入から貯めることができます。自己資金を増やすことで、金融機関からの借り入れを減らし、経済的な負担を軽減することができます。

ゆう(起業家)

自己資金は多いに越したことはないよ。ただ、別に金融機関からの借り入れが悪いわけではなく、むしろ金融機関からの信用性が高いサラリーマンのうちに金融機関から借り入れを行っておく、という人も多いよ。僕もサラリーマンをしながら日本政策金融公庫から1,000万円を借り入れて、事業資金に充てた経験があるよ。

メリット6.いきなり起業ではなく、副業からスタートもできる!

フルタイムでの起業ではなく、副業として始めることで、ビジネスモデルのテストや市場調査を低リスクで行うことができます。これにより、事業の成功確率を高めることができます。

ゆう(起業家)

サラリーマンが本業だからこそ、副業として小さく始めることができるね。もしその副業がさらに拡大できそうだったら、その時に起業すればいいし、副業が上手くいかなそうだったら、また1からスタートすればいいからリスクは最小限に抑えられるね。

サラリーマンが起業するデメリット5選!

デメリット1:サラリーマンには時間がない!

サラリーマンとしての業務と起業活動を両立させるため、時間の管理が難しくなります。これにより、過労やストレスの原因となり、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

ゆう(起業家)

仮にサラリーマンの就業時間が8時間だとして、副業で毎日2時間費やしていたとしたら、1日10時間労働になるね。週末だけ稼働するといった「週末起業」も流行っているけど、やはり時間で悩む人は多いよ。

デメリット2:集中力の分散し、本業が疎かになる可能性も!

どちらの仕事にも十分に集中できず、どちらの成果も中途半端になる可能性があります。これにより、両方の仕事の質が低下するリスクがあります。

ゆう(起業家)

これも無視できない課題だね。僕のおすすめは、「時間」と「場所」を明確に分けることだよ。例えば、僕は「18時以降」は近隣の「コワーキング」で起業準備を進めていたんだけど、その時だけは起業に集中するようにしていたよ。逆に、それ以外は常に本業を考えていたよ。

デメリット3:企業との利益相反は極力避けたい!

サラリーマンの職務と起業活動が競合する場合、利益相反の問題が生じます。このような場合、職場での信頼を失うリスクがあります。

ゆう(起業家)

例えば、サラリーマン時代に得た顧客リストを無断で使用した場合、法的問題に発展し、企業との信頼関係が崩れる恐れがあるよ。ここは慎重に考えないといけないね。

デメリット4:勤め先の会社にバレるリスクがある

もし勤め先が起業や副業を許可している場合は問題ないのですが、多くの企業は起業どころか副業も禁止していることが多いです。そのため、起業活動が発覚すると、最悪の場合、解雇や降格といった処分を受けるリスクがあります。また、社内での信頼関係が損なわれる可能性も高く、業務に支障をきたすこともあります。こうしたリスクを避けるためには、企業の規定を十分に確認し、許可を得るか、慎重に行動することが重要です。

ゆう(起業家)

起業に夢中になりすぎると、周りが見えなくなって最悪の結果につながる可能性があるよ。ここを踏み外すと手痛いので、常に冷静でいたいところだね。

デメリット5:働きすぎによる健康リスクに注意

長時間労働やストレスによって、健康に悪影響を及ぼすリスクが高まります。これにより、体調を崩す可能性があるため、自己管理が重要です。

サラリーマン起業のリスクを極力抑えるノウハウ10選!

サラリーマンとして働きながら起業を考えている方にとって、リスクを最小限に抑えつつビジネスを成功させる方法を知ることは非常に重要です。本章では、サラリーマン起業のリスクを抑えるための具体的なノウハウ10選を実際の経験を交えながら詳しく解説していきます。

リスク回避方法1.週末起業も視野にいれる

週末を使って起業活動をすることは、フルタイムの仕事を持ちながら新しいビジネスを始めるための効果的な方法です。週末に時間をかけて事業計画を練り、マーケットリサーチを行い、最初の顧客を見つけることができます。これにより、リスクを最小限に抑えながらビジネスをテストすることができます。

リスク回避方法2.副業から小さく始める

副業としてビジネスを始めることは、初期投資を抑え、小さな規模で事業を始め、徐々に拡大していくことが可能です。サラリーマンを本業にしているため、収益が安定している状態で、副業で小さくチャレンジすることができます。

リスク回避方法3.会社にバレないように工夫する

(もし勤務先から起業や副業の許可が出ていない場合)サラリーマンが起業する際には、会社にバレないようにする工夫が必要です。特に、SNSなどでの情報発信に注意を払いましょう。また、契約上の規約や就業規則に違反しないように細心の注意を払うことが重要です。

ゆう(起業家)

もし起業により、ある程度の収益が発生している場合、源泉徴収票の金額でバレる可能性があるから、その点も注意が必要だね。

リスク回避方法4.パートナーを頼る

信頼できるパートナーと協力することで、起業のリスクを分散することができます。例えば、自分の名義で起業することが難しい場合、しばらくの間は信頼できるパートナーを代表者にして、自身はそのパートナーの元で働く、といった方法もあります。よくあるケースとしては、自分の妻を代表取締役にする方法があります。

ゆう(起業家)

「夫婦起業」なんて言われたりもするね。詳しくは下の記事でまとめているから気になる人はチェックしてみてね。

リスク回避方法5.会社設立をするタイミングは売上と利益で見定める

会社を設立するタイミングは重要です。安定した売上と利益が見込めるようになってから会社を設立することで、リスクを最小限に抑えることができます。初期段階では個人事業主として始めることも一つの選択肢です。

ゆう(起業家)

起業に勢いは大切な要素だけど、起業の成功確率を高めたいのであれば、小さくても売上が出ている状態で会社を設立することをおすすめするよ。また、いきなり法人ではなく、個人事業主からであれば初期費用が抑えられるからおすすめだよ。

リスク回避方法6.お金は極力かけないのが正解!MVPという考え方

最小限のサービスや機能で市場に投入する方法をMVPといいます。このアプローチを取り入れることで、無駄な投資を避けつつ市場の反応を迅速に得ることができます。これにより、必要な改良点を早期に発見し、最小のコストで最適なプロダクトを開発することができます。

ゆう(起業家)

例えば・・・あの有名なウーバーイーツも最初は最低限のホームページ1ページと、「ラーメンの出前」だけのサービスだったんだよ。実際にホームページ経由でお問合せがあるかを検証して、課題を発見し、その課題を解決し、ということを繰り返していまのウーバーイーツがあるんだよね。この手法をMVPといったりするんだけど、いきなり大きなコストをかけてチャレンジするのではなく、小さく素早くPDCAを回し続けることが起業リスクを避けることにつながるよ。

リスク回避方法7.起業仲間とつながり、モチベーションを維持する

起業仲間とつながり、情報交換や励まし合いを行うことで、モチベーションを維持しやすくなります。ネットワーキングイベントや起業家コミュニティに参加することで、同じ志を持つ人々とつながり、貴重なアドバイスを得ることができます。

ゆう(起業家)

意外と、起業のリスクって「起業したいと思っているけど、いつまでたっても起業していない」なんてことだったりする。どうしてもいろいろなリスクを考えてしまうんだよね。だからこそ、周りに起業したいと考える仲間がいることで、前に進もうという気持ちになれるのは大きいよ。

リスク回避方法8.経験とスキルが活かせる領域で起業する

自身の経験やスキルが活かせる領域で起業することで、リスクを大幅に減らすことができます。既に知識や経験がある分野であれば、市場の理解も深く、成功の可能性が高まります。

ゆう(起業家)

これは単純に考えて、専門性がゼロの状態からスタートする事業と、専門性が圧倒的にある状態でスタートする事業のどちらが成功するかと言われれば、後者のほうが成功確率は高そうだよね。でもなぜか多くの人は、専門性がないのに、「やってみたい」という気持ちだけで、未知の領域に踏み込んだりするんだよね。気持ちはわからなくないけど、リスクは高いよね。

リスク回避方法9.法的・契約的な制約をしっかり確認する

起業前に法的・契約的な制約をしっかり確認することが重要です。特に、現職の会社との契約内容や競業避止義務などを確認し、トラブルを未然に防ぐための準備を行いましょう。

リスク回避方法10.リスクマネジメントを徹底する

起業におけるリスクを把握し、適切に管理することが重要です。リスクマネジメントの基本は、リスクを特定し、評価し、対策を講じることです。例えば、金銭的リスクや身体的リスク、法的リスクなどを事前に洗い出し、それぞれに対する対応策を考えておくことが必要です

リスクが低く、実現性が高いビジネスアイデア5選!

サラリーマンとしての安定収入を得ながら、起業を目指す人にとってリスクが低く、実現性の高いビジネスアイデアは魅力的です。これから紹介するアイデアは、少ない初期投資で始められ、柔軟な働き方が可能なため、忙しいサラリーマンでも無理なく取り組むことができます。それでは、具体的なビジネスアイデアを見ていきましょう。

1.ネットショップの運営

ネットショップ運営は、在庫を持たずにドロップシッピングのモデルを採用することでリスクをさらに低減できます。また、自分の興味や得意分野に関連する商品を取り扱うことで、運営が楽しみながら行えます。運営のポイントとしては、SEO対策を徹底し、ターゲット顧客に対して効果的にリーチすることが重要です。また、SNSを活用したプロモーションや、顧客レビューの収集と活用も効果的です。ネットショップは、自分のペースで運営できるため、サラリーマンにとって副業から始められるリスクの低いビジネスとなります。

2.ブログやYouTube運営

ブログやYouTube運営は、コンテンツの制作に時間をかけることで、長期的に収益を得ることができるビジネスモデルです。特に、自分の専門知識や趣味を活かして情報発信を行うことで、多くのフォロワーを獲得できます。運営のコツは、コンスタントに質の高いコンテンツを提供し続けることです。また、SEO対策やSNSでのシェアを積極的に行い、視聴者とのエンゲージメントを高めることが重要です。ブログやYouTubeは、一度投稿したコンテンツが長期にわたって収益を生み出すため、時間の投資に見合うリターンが期待できます。

3.自身のスキルや技術を企業や個人に提供

サラリーマン時代に培った専門技術や知識を活かして、他の企業や個人に対して技術提供を行うビジネスもおすすめです。プログラミング、デザイン、マーケティングなど、自分の得意分野を活かしたサービスを提供することで、高い需要が見込めます。技術提供のポイントは、まず自分のスキルセットを明確にし、それを必要としているターゲット層に向けて効果的にアピールすることです。フリーランスプラットフォームやSNSを活用してクライアントを見つけ、プロジェクトを成功させることで信頼と実績を積み上げることが重要です。

4.コンサルティング

コンサルタント業務も、サラリーマンとしての経験を活かせるビジネスアイデアの一つです。特に、経営戦略、マーケティング、人事管理などの分野での知識や経験が豊富な場合、それを求めている企業や個人に対してアドバイスを提供することができます。コンサルタントとして成功するためには、まず自分の専門分野での信頼性を確立し、具体的な成功事例を持つことが重要です。クライアントの課題を的確に理解し、実行可能な解決策を提供することで、リピートクライアントや紹介を得ることができます。コンサルティングは、柔軟な働き方が可能であり、自分のペースで仕事を進められる点が大きな魅力です。

サラリーマンが起業するための6ステップ

本章では、サラリーマンが起業を成功させるための具体的なステップを、簡単に解説します。詳細に関しては以下の記事が参考になるため、気になる方は是非ご覧ください。

STEP1:会社設立の準備をする

サラリーマンをしながら起業を考える際、まず最初に会社設立の準備をする必要があります。具体的には、事業計画の策定、資金計画の立案、ビジネスモデルの検討などがあります。これらの準備が整うことで、起業後の運営がスムーズに進むでしょう。さらに、必要な資料や情報を収集し、法律や税務についての基礎知識を身につけることも重要です。

STEP2:定款を作成する

定款は会社の基本的なルールを定めた文書で、設立において非常に重要な役割を果たします。会社名、事業目的、所在地、出資者の情報などを詳細に記載します。これを元に、法務局に提出することになりますので、正確かつ詳細に記載することが求められます。専門家に依頼することも一つの方法です。

STEP3:資本金を払い込む

定款の作成が完了したら、次に資本金を払い込みます。これは会社の運転資金となるもので、会社設立の重要なステップです。銀行口座を開設し、そこに資本金を振り込みます。資本金は事業の規模や内容によって異なりますが、必要な額を適切に設定することが大切です。

STEP4:登記書類を作成する

資本金の払い込みが完了したら、次に登記書類を作成します。これは会社設立のために法務局に提出するもので、定款や資本金の払い込み証明書、役員の就任承諾書などが含まれます。これらの書類は、法律に則って正確に作成する必要があります。

STEP5:登記申請をする

登記書類が整ったら、いよいよ法務局に登記申請を行います。このステップで会社が正式に設立されることになります。申請後、会社の登記簿謄本を受け取ることで、会社の存在が公式に認められます。

STEP6:会社設立後の税務署への届け出

会社設立後、税務署への届け出が必要となります。法人税、消費税、所得税などの登録を行い、適切な税務手続きを開始します。これを怠ると、後々の運営に支障をきたす可能性がありますので、速やかに行いましょう。

まとめ

本記事では、サラリーマンとして安定した生活を続けながらリスクを最小限に抑えて起業する方法について徹底解説しました。これらの情報をもとに、サラリーマンとしての安定を保ちつつ、起業への第一歩を踏み出す準備を整えていきましょう!

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