友達と起業を選択する人は少なくありません。しかし、注意点を押さえなければトラブルに陥る可能性も高くなります。この記事では友達との起業のメリットとデメリット、そして成功のためのポイントについて詳しく説明します。
友達同士で意気投合して「よし、一緒に起業しよう!」と、実際に起業する前に知っておきたいことを本記事ではまとめていくよ。ぜひ最後まで読んでね。
(勢いで起業するとこだった・・・)しっかり学ばせていただきます!
友達と起業する際のメリットとデメリット
友達と起業するメリット
友達と起業する最大のメリットは、常に相談できる相手がいることです。ビジネスでは、一人で抱え込みがちな悩みや不安も、友達がいれば気軽に話せます。以下に、友達と起業する具体的なメリットを詳しく説明します。
相談と意見交換がしやすい
友達と起業すると、常に相談できる相手がいるため、悩みや不安を共有できます。意見交換を通じて、新たな視点やアイデアが生まれ、より良い解決策を見つけやすくなります。
いわゆる「壁打ち相手」を友人に担ってもらえるのは大きいね。どんなに思い付きのアイデアであっても、友人であれば気軽に「これどう思う?」と切り出すことができるのはメリットだね。
作業分担がスムーズ
友達同士であれば、お互いの性格や能力を理解しているため、作業分担がスムーズに行えます。それぞれの得意分野を活かし、効率的に仕事を進めることが可能です。
例えば、自分は「WEB開発」を担当し、友人には「営業」を担ってもらうことで事業を回していくといった動きだね。お互いのスキルや得意不得意がわかっていれば、お互い納得感をもって仕事を行うことができるね。
精神的な安定とモチベーション維持
常に相談できる相手がいることで、精神的な安定を保ち、モチベーションを維持することができます。これは、起業の成功に繋がる重要な要素です。
仕事もプライベートも相談できる相手、という点で友人は大きい存在だね。実は仕事もプライベートも切り分けて話すことが難しかったりするから、どちらも含めて友人に相談できるというのはいいね。
仕事以外でも良好な関係
友達同士であれば、お互いをよく理解しているため、仕事以外の場面でも良好な関係を築きやすいです。これも起業の成功に繋がる重要な要素の一つと言えるでしょう。
友達と起業するデメリット
意思決定が遅れる
友達同士だと、どうしても遠慮したり、意見がまとまらなかったりして、意思決定に時間がかかることがあります。これがビジネスの進行に影響を及ぼすこともあります。また、親しい間柄だからこそ、遠慮して本音を言えなかったり、意見が衝突した際に感情的な言い争いになってしまう可能性があります。これにより、問題解決が遅れることがあります。
案外、友人だからこそ「本音を言いにくい」というのはある。例えば、もし自分が考えていることと、友人が考えていることが180度違う場合、自分の発言により、友人を傷つけてしまうのではないか。関係が悪化するのではないかと、感情が決断を邪魔することもあります。仕事と感情を切り分けにくいのは、友人との起業においてデメリットに働く可能性もありますね。
責任分担が曖昧になる
友達同士だと、責任の所在が曖昧になり、責任逃れやトラブルに繋がる可能性があります。例えば、タスクの遅延やミスが発生した際に、誰が対応するべきかが不明確になり、解決が遅れる場合があります。これにより、顧客の信頼を失い、ビジネスの評判が悪化することもあります。
友人関係だと、「阿吽(あうん)の呼吸」で物事を進めがちだから、何かトラブルがあると「あの時お前が勝手に進めたことだろ」なんて感情的な言い争いに発展することも珍しくないよ。あらかじめ、責任範囲を明確にしておくことが重要だね。
友達との起業を成功させる4つのポイント
ポイント1:自身か友人、どちらがトップなのかを明確にする
友達と起業する際には、肩書きや責任者をはっきりさせることが重要です。ビジネスにおいて、責任や役割分担を明確にすることは非常に重要です。誰が代表者となり、誰がどの業務を担当するのか、明確な役割分担を設けることで、責任逃れを防ぎ、スムーズな業務遂行を可能にします。また、肩書きを明確にすることで、外部との取引や交渉においても、相手に信頼感を与えることができます。
株式会社として起業するのであれば、株の保有割合がかなり重要になってくるよ。一番リスクが高いと言われているのは、友達と50%ずつ株を保有するケース。何がリスク高いかというと、いざという決断の時、もし二人の意見が割れてしまった場合、永遠と決着がつかないという状況に陥ってしまうんだ。それを避けたいのであれば、自分が51%の株を保有し、友人が49%であれば、最終的な決断は自身が下せるよ。
ポイント2:「この仕事は誰が責任をもつか」を明確にし、進捗を逐一共有する
誰がどの業務を担当するのか、責任の所在を明確にすることも重要です。これにより、責任逃れを防ぎ、スムーズな業務遂行が可能になります。具体的には、業務分担を明示したマニュアルを作成し、定期的なミーティングで進捗を確認することが有効です。こうすることで、効率と信頼性が向上します。
ポイント3:報酬は誰がどれくらいもらうかを明確にする
それぞれの役割や貢献度に応じた報酬分配を明確にすることで、不公平感を避けることができます。これにより、全員が納得しやすくなり、ビジネスの進行がスムーズになります。もし報酬を曖昧にしたままであれば、友人との間の不満が高まり、友情にも悪影響を及ぼす可能性があります。特に友人との起業では、ビジネスと個人関係のバランスが重要です。明確な報酬制度を設けることで、友人関係を保ちながらビジネスを成功に導くことができます。
友人との起業でやりがちなのは、お互いの報酬をちょうど半々にすること。一見すると良さそうに見えるけど、本質的ではないよ。本来であれば、自身の貢献度に応じて報酬を得るものだから、ここはシビアに報酬を決定したほうがいいよ。
確かにそうかもしれませんね、よく「ギャラは折半」としているお笑い芸人も見ますが、売れてくると仕事量が偏ってしまうから、活躍している芸人ほど「なんであいつより俺の方が仕事しているのに、ギャラを折半しなくちゃいけないんだ」と不満を持っていますよね。
ポイント4:事業の目標やビジョンを共有する
友達と起業する際には、全員が同じビジョンを持ち、一致団結して事業を進めることが成功の鍵となります。起業前に、事業の目標やビジョンを共有し、全員が同じ方向を向いて進んでいくことが重要です。目標やビジョンが共有されていないと、それぞれの思惑が食い違い、事業が頓挫してしまう可能性があります。定期的に目標やビジョンを確認し、全員が同じ方向を向いていることを確認しましょう。
一緒に起業する友達に求めるスキル(成功確率が高くなる!)
異なる専門知識を持つ人
起業する際には、自分とは異なる専門知識を持つ友達を選ぶことが重要です。例えば、あなたがマーケティングに強いなら、開発やデザインに強い友達と組むことで、互いの不足を補い合い、より強固なチームを築くことができます。異なる専門知識を持つことで、多角的な視点からビジネスを進めることができ、より良いアイデアを生み出すことができます。
ビジネス経験がある人
ビジネス経験がある友達を選ぶことで、実務での問題解決能力を高めることができます。起業は、計画通りに進むとは限りません。予期せぬ問題が発生した場合でも、ビジネス経験豊富な友達がいれば、冷静に状況を判断し、適切な解決策を見つけることができます。また、ビジネス経験を通して培われた人脈やノウハウは、起業初期の貴重な財産となります。
起業前にやるべき準備
1.会社経営の知識を身に付ける
起業する前に、会社経営に関する基本的な知識を身に付けておくことは非常に重要です。会計、マーケティング、人事、法務など、経営に必要な知識を事前に学ぶことで、ビジネスをスムーズに軌道に乗せることができます。経営に関する書籍を読んだり、セミナーに参加したり、オンライン学習を活用したりすることで、必要な知識を効率的に習得できます。
2.人脈を広げる
起業する際には、人脈が非常に重要になります。人脈を通じて、資金調達や顧客獲得、情報収集など、様々な場面で助けを得ることができます。起業前に積極的に人脈を広げておくことで、ビジネスを成功させるための基盤を築くことができます。ネットワーキングイベントに参加したり、業界団体に加入したり、SNSを活用したりすることで、様々な人と出会う機会を増やすことができます。
3.便利なサービスの活用(生成AIも活用しよう)
起業初期は、限られた時間とリソースの中で、様々な業務をこなす必要があります。クラウドサービスや専門コンサルティングを活用することで、業務効率を大幅に向上させることができます。これらのサービスを活用することで、時間とコストを削減し、より効率的にビジネスを進めることができます。また、近年ではChatGPTのような生成AIを活用した起業も増えているため、最新のテクノロジーを積極的に取り入れることも重要です。
起業を成功させるために、実はやるべきことはたくさんあるよ。下の関連記事に詳細をまとめているから、気になる人はチェックしてみてね!
まとめ
友達と起業することは、大きな喜びと充実感をもたらす可能性を秘めています。しかし、成功するためには、事前にしっかりと準備をし、友達との関係を良好に保つことが重要です。この記事で紹介したポイントや注意点を参考に、友達との起業を成功させ、夢を実現しましょう。